院長の山本です。
8月もまだまだ暑いですね。でも、あと1か月後には涼しくなると思いながら過ごしています。
毎月一回は必ず母乳外来のお話をしていこうと思っています。7月は、毎年訪れる母乳外来の受診者のピークについてのお話でした。
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やはり、3年連続、8月1週目は今年トップの受診者数になりました。この数字は、ただのお盆前の駆け込みなのか、、私はそれだけではないと思います。
この時期のしこりで来られる方のほとんどがデコルテに当たる乳房上部です。これは、冷房を直接受けている場所に近いからではないでしょうか?
さて、今月は母乳外来に初診で受ける赤ちゃんの月年齢について統計をとってみました。
平成30年4月1日~8月20日までの初診人数164人の統計値では、多い順から新生児26人(16%)、1か月17人(10%)、2か月(13%)、3か月(10%)、4か月…..ときれいに新生児から順になりました。
とくに、母乳量でお悩みの方で1か月、2か月くらいで来られる方は、もっと早く来たらよかったとおっしゃいます。
母乳を増やしていくには、新生児期から授乳の仕方、体重を見ながらミルクの量を決める、赤ちゃんの生活リズムの調整、お母さまの体調コントロールと、いろいろ見るポイントがあります。
当院では、母乳量を体重で計る、ということはしていません。私はおっぱいをみせていただくと、大体の普段飲んでいる量がわかります。
大人が自分の食べる量を計らなくても目分量でわかるように、また大人が毎回同じ量を食べないように、赤ちゃんも飲みむらがあるので、もし少ないときに当たった測定の数字は、お母さんの頭に数字が刻み込まれます。
母乳量増やしたい!おっぱいがうまく吸えない!ミルクの量足しすぎじゃないかな?おっぱいが痛い!など、いろいろあると思います。
ぜひ、一度ご相談いただければと思います。